あるプロジェクトで、古い環境をリフレッシュする案件があり、
四苦八苦している最中です。
古い環境は、Win2k3+Oracle10gR2で運用しているのですが、
これを、仮想マシン化する必要がありました。
Oracleは、10.2.0.1.0を使用していたのですが、パッチがリリースされているので、
これを適用して出荷しようと、10.2.0.5.0にアップデートしました。
この時に、いろいろ問題が出たので、備忘録がわりに記載します。
1. Enterprise Manager(通称EM)が暴走する
この症状に似たものは、11gでも経験があるのですが、
dbcontrolサービスが正常に起動できないと、暴走するというものです。
正常に起動できない原因は、いろいろとあるのでしょうが、10.2.0.5.0では、
既知の問題のようです。
#148255 Database Control 10.2.0.4 と 10.2.0.5 の SSL 認証局の証明書の有効期限が 2010/12/31 に切れる
https://krown.oracle.co.jp/krown/oisc_showDoc.do?id=148255
他所でもよくある、証明書が原因のようですね。
パッチを適用してあげれば、問題なく起動できました。
ちなみに、パッチは保守契約をしていないと入手できないそうなので、ご注意を(何に?)
パッチを適用する手順は、ちょっとややこしいので、記載しておくと
コマンドプロンプトから、以下を実行していきます。
- set ORACLE_HOME=xxxxx
- set ORACLE_SID=xxx
- cd [パッチを展開したフォルダ]
- %ORACLE_HOME%\opatch\opatch lsinventory
- %ORACLE_HOME%\opatch\opatch
多分、こんな感じで適用できると思います。
このパッチは、DBを停止する必要がないので、助かります。
決まり文句ですが、適用は自己責任でお願いします。
2. インラインビュー(FROM 句の後ろに書かれた副問合せ)
を使用した相関副問い合わせを実行した際に ORA-904 エラーが発生する
これは、10.2.0.2.0から仕様変更というか、正しいSQLしか実行できなくしたというか、
そいういう修正のようです。
そもそも、from句に副問い合わせなんかするんじゃねぇ と思いつつ、
そういうこともあるんだなー と勉強になりました。
こっちは、そもそも論なので、回避策は、ちゃんとwhere句に副問い合わせを書きましょう
って以外に、なにもないですね。
とまぁ、いろいろと地雷が埋まってるわけですが、
全部回避するのは無理ゲーじゃないかと思う今日この頃です。
みなさんも頑張って地雷を回避しましょう(違
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