2012年2月10日金曜日

XOOPS Cube Legacyなるものをインストールして見ました

本ブログにはそぐわないネタではありますが、
いろいろハマる要素満載なので、備忘録&だれかの助けになるかもしれないと思い、
書いてみようと思います。

ちょっと長くなると思います。


そもそも、XOOPS Cube Legacyってご存知ですか?

いわゆるCMS(コンテンツマネジメントシステム)というものなんですが、
人気がある(?)のか、構築されているシステムをめったに見ません(ぉぃ
調べれば、たくさんでてくるので、利用者は結構たくさん居そうです。

さて、今回の経緯ですが、検証用PCにXOOPSを入れていたのですが、この度、
ご臨終(死因:電源投入できない)されたので、検証用PCの再構築をお願いされました。

XOOPS Cube Legacyという派生版(?)なら、構築が楽らしいので、
それを構築して見ました。


動作環境

簡単に今回構築したもののパラメータを列挙してみようと思います。


  • Windows Vista Business Edition (32bit)
  • Apatch HTTP Server 2.4.0 Windows Binary RC
  • PHP 5.3.10
  • MySQL 5.5.20
  • XOOPS Cube Legacy 2.2.0
投稿当時としては、最新のものを使っています。
・・・これが面倒の引き金になるとは思っても見なかったのです。


インストール PART.1 WEBサーバー

まずは、OSを入れた状態からスタートします。

順番は、特に決まってませんが、WEBサーバーから用意するのが
めんどくさくないと思います。

以下URLから、
http://www.apachelounge.com/download/


  • httpd-2.4.0-win32.zip 
  • php5apache2_4.dll-php-5.3.9-win32.zip

をダウンロードします。


httpd-2.4.0-win32.zipを展開し、中身を好きな場所に置いてください。
UACに引っかかると面倒なので、私は、C:\Apatch2.4 に配置しました。

php5apache2_4.dll-php-5.3.9-win32.zipは、展開して
php5apache2_4.dllをゲットしておいておいてください。
あとで使います。

Apacheをサービスに登録すると、OS起動時に自動的に起動されるようになるので、
設定しておきます。

ReadMe.txtにやり方は書いてあるので、そちらを読めばいいのですが、一応
こちらでも解説します。

まず、コマンドプロンプトを開いて、
> httpd.exe
> httpd.exe -k install

とすれば、インストール環境です。(パスを追加するのを忘れないで)
必要に応じてApacheMonitor.exeを起動しておくと操作するときに便利です。



インストール PART.2 PHP

ネット環境のインタプリタとして人気のPHPですね。
インストールの仕方は、各所に見られるので、ここで解説するまでもない気がしますが、、、


以下URLからPHPのモジュールをダウンロードします
http://windows.php.net/download/

ZIP版とインストーラー版がありますが、実質的な違いはないかと思います。
ZIP版で解説しているサイトが多いですが、私はインストーラー版を使いました。

気をつけなきゃいけないのは、VC9 x86 Thread Safeをダウンロードすることです。
Apache用のDLLが同梱されているのは、こちらのバージョンだけのようです。


インストールされたら、ApacheがPHPを使えるように設定します。

少々複雑ですが、落ち着いてやれば、きっと大丈夫。

まず、先ほど使うといった、php5apache2_4.dllを展開してできたファイルを、
PHPインストール先にそのままコピーします。

次に、Apacheのhttpd.confを編集します。(Apache展開先のconfフォルダに入ってます)
以下の行を追加 or 編集します。(追加する場所は、できれば近い設定がある周辺においたほうがよいかと)
LoadModule php5_module "C:\Program Files\PHP\php5apache2_4.dll"
DirectoryIndex index.html index.php
AddHandler application/x-httpd-php .php
PHPIniDir "C:\Program Files\PHP"

このへんの書き方は、他のサイトを見たほうがいいですね。


インストール PART.3 MySQL

いよいよデータベースのインストールです。

以下から、MySQLのインストーラーをダウンロードします。
http://www-jp.mysql.com/downloads/installer/

ユーザー登録は、してもしなくても大丈夫です。 お好みでどうぞ。

詳しく説明しているサイトがありましたので、参考にしてください。
http://goo.gl/hw6Px

MySQLにデータベースを作るには、MySQLInstanceConfigを使います。
インストール先のbinフォルダに入っているので、実行してください。

英語なので、面食らうかもしれませんが、ほとんどOKで問題ないです。
データベースのタイプは、Standardを選んでおくと、勝手に設定してくれます。
(分かる人は、がっつり設定してください)

インスタンスが作成できたら、コマンドプロンプトで、root権限のパスワードを設定します。

> cd C:\Program Files\MySQL\MySQL Server 5.5\bin
> mysql -u root

パスワードを設定するよう促されるハズですので、設定します。(設定したら忘れないように!)

データベースとしての設定は、以上です。


インストール PART.4 XOOPS Cube Legacy 2.2

やっとメインディッシュです。ちょっと長くなって来ましたね・・・
XOOPS Cube Legacyは頭文字をとって XCLと略されることがあります。(以下XCLで略します)
調べ物をするときのキーワードとして、覚えておくと便利です。

XCLのダウンロードは、公式ページからどうぞ
http://xoopscube.jp/


Package_Legacy_2_2_0.zipがゲットできますので、
これを展開して、中身を確認します。

使うのは、 [html] と [xoops_trust_path]の2つです。
htmlフォルダの中身は、Apacheの公開フォルダ(デフォルトなら、htdocsフォルダ内)
にコピーします。

xoops_trust_pathフォルダは、公開フォルダ以外の好きなところにコピーします。

コピーできたら、ブラウザで、index.phpを表示させれば、初期ウィザードが表示されるはずです。
あとは、ウィザードに必要項目を入力すれば、きっとXCLが起動するはずです。



終わりに

何も知らないでインストールしようとすると、なかなかハードなのではないでしょうか。
世の中には、同じ事を考えてる人がいるのか、XAMPPという、一括インストールパッケージ
なんかを用意してくれているので、これを使うのも一興ではないかと思います。

次回は、XOOPSの特徴でもあるモジュールのインストールの仕方について、書いていこうと思います。

ちなみに、MySQL5.5系でXOOPSをやろうとすると、モジュールで結構はまります。
対処すれば、なんとか動くんですが、初めての方は、MySQL4系を利用することをお勧めします。
セキュリティ的に脆弱になるから、私は嫌だったので、むりやり挑戦してますが、
苦労の割に実入りが少ない気がします。。。



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