SCOMでは、監視を行うには、通常管理パックを利用します。
主にMicrosoftから提供されている物がほとんどなので、小回りが効いていますが、万人向けに作成している分、何かと変更したくなります。
今回は、ハードディスクの残量が10%以下の時に、アラートをあげるようにしてみたいと思います。
管理パックを操作する場合は、2パターンあるように見受けられます。(たぶん)
A. 既存の管理パックを利用し、しきい値を変更する(上書き)
B. 自分で管理パックを作成する
A. の方法については、以下のサイトが参考になると思います。
Japan System Center Support Team Blog
http://blogs.technet.com/b/systemcenterjp/archive/2009/08/25/scom2007_2d00_mp_2d00_overrides.aspx
B. の方法についてやってみたいと思います。
SCOM管理画面から作成タブを開きます。
管理パックオブジェクト > モニタ > ターゲット(Windows オペレーティングシステム)を探します。上部メニューのスコープの変更で選択しておくと楽です。
今回は、Windows全体を監視したいのでこのように設定していますが、スコープの範囲を別ものにすれば、その範囲内で設定できると思います。
エンティティのヘルス > パフォーマンスを開き、右クリックメニューから
モニタの作成 > ユニットモニタを選択します。
Windows パフォーマンスカウンタ の中から、しきい値にしたい内容のものを選択します。
ここでは、単純しきい値を使用します。
下の管理パックの欄は、お好みですが、できれば、既定の管理パックではなく、新規で作ったほうが、あとあと管理がしやすいかもしれません。
名前を指定して次へ
ここから、監視する項目について設定します。
今回は、ハードディスクの残容量監視ということで、設定していきます。
中央の選択ボタンをクリックすると、パフォーマンスカウンタを設定できます。
オブジェクトに、LogicalDisk(論理ディスク)を選ぶと、それに対応するカウンタがリストに出てきます。項目については、Windowsパフォーマンスモニタと同様ですので、ググれば調べられます。
今回は、% Free Space(空き容量)を選択し、インスタンスにC:を選択します。
必要項目は、自動で入力されるので、これで次へ
あとは、しきい値・判定条件・アラート設定を設定したら、完成です。
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